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エンディング産業展レポート②

たった一人でエンディング産業展へ向かったわたくし平山。

 

エンディング産業展とは…フューネラルビジネス・エンディング・終活・葬儀・埋葬・仏壇・供養・終末関連のための設備・機器・サービスが集まる専門展示会です。

わたくし、例年同じビッグサイトで開催される福祉機器展には参加しているのですが、今回は雰囲気がまったく違いました。

まず会場の入り口にはド派手な納棺車が並び、圧倒されました。(写真撮り忘れました)

会場内は華やかな色使いで、まさに豪華なお葬式といった様相。


ポップな棺


その他墓石や死装束などが会場の半分を占めていました。

変わりどころでは宇宙葬や、ペットの葬儀やペットの一部(体毛)などをペンダント(ロケット)にするアクセサリー等もありました。(写真撮り忘れました)

展示会内でのイベントブースでは「美坊主コンテスト」や「供養女子コンテスト」などメディアに取り上げられそうな変わり種コンテストが開催されました。(写真撮り忘れました)

特に私が興味を引かれたのは「納棺士コンテスト」です。

映画「おくりびと」でも注目集めた納棺士ですが、わたくしは是非この立ち居振る舞いを自分の目で見たいと思っていたので走って行きました。

コンテストの評価は、ご遺体の肌の露出、スピードなどもチェックされます。その他本人、参列者に死装束がより綺麗にみえるようパフォーマンスもあります。

実際改めてその所作を目の当たりにすると何とも表現が難しいのですが、”う、美しい…”と素直に思いました。スタートから徐々に引き込まれる感じで、2部構成(1部は浴衣からスーツ、2部は浴衣から和装)の長丁場でしたが、気付いたら2時間も見入ってしまいました。

わたくしは訪問看護師として死後処置の後、ご遺体を綺麗にすることをお手伝いし、お着替えをさせていただく事があります。納棺士の方々のような美しい所作は覚えがありませんが、あえてゆっくりと処置に時間をかけ、声掛けをさせて頂いております。声掛けはこれまでの介護生活についてであったり、思い出話であったり様々です。少しでもご家族がお見送りをする心の準備を整えられればと思っております。

納棺士と訪問看護師。場所や方法は違えども、お互いの目的は同じ。故人の旅立ちと残されたご家族に対するサポートだと考えています。わたくし、今回の産業展を機に生死観や死後の処置について学び直したいと思った次第です。

~エンディング産業展まとめ~

実際に足を運んだ印象として、福祉機器展と比較すると来場者が少ないなと感じました。実際ホームページで確認したところ、来場者数はエンディング産業展約22,000人、福祉機器展119,075人(H27)と5倍もの開きがありました。

まだまだ一般の方には認知度の低い展示会とは思いますが、今後エンディングに対する世間の意識が更に変化していく中で、自身のエンディングについて家族と話合い、より良い最期を迎えられる参考の場として開催し続けていただきたいと思います。

わたくし個人としては、とても参考になった展示会でした。もっと話を聞きたい!という方はわたくしをつかまえて聞いてみてください。

おひさしぶりの平山でした。