笑顔が一番。訪問看護のナスコ訪問看護リハビリステーション

デマから思いにふける

 最近新型コロナウイルスを発端とするデマによって、トイレットペーパーが市場から姿を消してしまうという事態に発展しました。数日後には様々なメディアによって情報はデマであって在庫は大量にあると喧伝されましたが、一週間ほど経過した今でもトイレットペーパーは出回っていないようです。

 さて、我が家では幸いトイレットペーパーはまだあるのですが、今回の件でインドを旅していた時の事を思い出しました。ご存知の方はもうピンと来るかもしれません。
 
トイレットペーパー
 
インド
 
といえば・・・
 
そう!!インドの方はトイレットペーパーを使用しません。ですからトイレに行ってもトイレットペーパーはないのですね。
ではどうするかというと、トイレに水道と桶があり、それを使って左手で清拭するという流れになります。イスラム教やヒンズー教ではそのため左手は不浄の手を言われ、左手で食事をしたり、握手をすることはマナー違反になるのは有名な話ですね。
私は郷に行けば郷に従うスタイルだったのですが、日本人の私には、さすがにそのスタイルは受け入れがたく、トイレットペーパーを使用しておりました。バックパッカーとしてはトイレットペーパーは持ち歩くのが常識ですから、そんなことは大した問題とは思っていなかったんです。

問題はその後でした。

  

 インドの方は1日3食インドカレーを召し上がるようです。チキンカレー、ダールカレー、野菜カレー・・・幼少の頃からカレーが大好きな私は「やったーカレーが食べられる!!」などと淡い期待を胸に入国しました。しかし私は辛いのが苦手なので、
 
「すいーと ぷりーず! の~すぱいしーで!!」
 
とお願いしていたのですが、毎回出てくるのは、 火を吹くほど辛いカレー。インドのスタンダードに面食らいつつ、2日目には下痢となりました・・・。

 

 話は逸れましたが、結局トイレットペーパーを持ち歩いていたものの、下痢になってしまい、トイレットペーパーがそこを尽きそうになってピンチに陥ったという話です。
普段あまり頭を使うことのない私ですが、後にも先にも 残された紙でいかにして効率よくお尻を拭くためにはどうしたらよいのか?を何度もシュミレーションした記憶が今回の騒動で思い出されました。

 

どうか早くトイレペーパーが普及し、私のような悩める人がいなくなりますように。

 

 また、マスクはデマが原因ではありませんが、同じく市場から姿を消してしまいました。
最近ではガーゼを用いた手作りマスクの作り方なども知られているようですが、皆さんその際に“滅菌ガーゼ”を用いるのは控えていただけますと幸いです。滅菌ガーゼが必要な在宅療養者が買い求めることが出来ず困っている方がいるようです。
マスクを作る場合には通常のガーゼで大丈夫ですので、ぜひ確認くださいませ。